
AirTagの電池が切れそうになったとき、「どの電池を買えばいい?」「CR2032なら何でも使える?」「自分で交換できる?」と迷いますよね。
結論からいうと、AirTagに使用する電池は、CR2032 3Vコイン型リチウム電池です。
初代AirTagだけでなく、2026年1月に発売されたAirTag第2世代も、ユーザーが自分で交換できるCR2032電池を使用しています。
ただし、CR2032なら何でも確実に使えるわけではありません。Appleは、苦味剤コーティング付き電池を使用する場合、パッケージに「Compatible with Apple AirTag」と記載された製品を選ぶよう案内しています。
| 電池の種類 | CR2032 3Vコイン型リチウム電池 |
|---|---|
| 初代AirTag | CR2032に対応 |
| AirTag第2世代 | CR2032に対応 |
| 電池寿命 | 1年以上が目安 |
| 充電 | 不可。電池そのものを交換する |
| 交換作業 | 工具を使わず自分で交換可能 |
| おすすめの電池 | 「Compatible with Apple AirTag」表示のあるCR2032 |
| 残量確認 | 残量低下時にiPhoneと「探す」アプリへ警告表示 |
この記事では、AirTagに適した電池の選び方、交換時期、正しい交換手順、交換しても動かない場合の対処法まで詳しく解説します。
※AirTagおよびAppleのサポート情報は2026年7月時点の内容です。
AirTagの電池はCR2032 3V

Appleが指定しているAirTagの交換用電池は、CR2032 3Vコイン型リチウム電池です。
CR2032は、時計・体重計・車のスマートキー・小型リモコンなどにも使われている一般的な電池です。
家電量販店やドラッグストアなどで購入でき、Apple専用の純正電池を用意する必要はありません。
CR2032以外の電池は使わない
見た目が似ているコイン型電池でも、型番によって厚さ・容量・電圧が異なります。
| 電池 | AirTagへの使用 | 理由 |
|---|---|---|
| CR2032 3V | 使用可能 | Apple指定の規格 |
| CR2025 | 使用しない | CR2032より薄く、接触や容量の条件が異なる |
| CR2016 | 使用しない | CR2032より薄く、容量も異なる |
| LIR2032 | 使用しない | 充電式で、電圧や電池の種類がCR2032と異なる |
サイズが入りそうに見えても、Appleが指定しているのはCR2032 3Vです。
型番を間違えると、AirTagが起動しなかったり、動作が不安定になったりする可能性があります。
AirTagは充電式ではない
AirTag本体には、USB端子やワイヤレス充電機能はありません。
電池が減ったら本体を充電するのではなく、CR2032電池を新しいものへ交換します。
充電式のLIR2032は名称が似ていますが、Apple指定のCR2032とは電圧や化学系が異なるため使用しないでください。
AirTag第2世代も電池は同じCR2032
Appleは2026年1月、通信範囲やスピーカー音量を向上させた新しいAirTagを発売しました。
新しいAirTagは第2世代に当たりますが、使用する電池は初代と同じCR2032です。
| 比較項目 | 初代AirTag | AirTag第2世代 |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2021年 | 2026年 |
| 交換用電池 | CR2032 | CR2032 |
| ユーザーによる交換 | 可能 | 可能 |
| 電池寿命の目安 | 1年以上 | 1年以上 |
そのため、すでに初代AirTag用としてCR2032を保管している場合、規格と使用期限に問題がなければ第2世代にも使用できます。
AirTagの電池はどれがいい?選び方は4つ
AirTag用の電池を購入するときは、価格だけでなく、次の4点を確認しましょう。
1.CR2032 3Vと記載されている
最も重要なのは、パッケージに「CR2032」「3V」と記載されていることです。
CR2025やCR2016など、数字が似た電池と間違えないようにしてください。
2.「Compatible with Apple AirTag」の表示がある
Appleは、苦味剤コーティングが施されたCR2032を使う場合、パッケージに「Compatible with Apple AirTag」と記載された製品を選ぶよう案内しています。
この表示がある電池は、AirTagの接点と苦味剤コーティングの相性を考慮した製品です。
店頭で複数の商品から迷った場合は、AirTag対応表示があるものを優先すると選びやすいでしょう。
3.使用推奨期限に余裕がある
電池は未使用でも、長期間保管すると徐々に性能が低下します。
購入時は、パッケージに記載された使用推奨期限を確認してください。
複数個入りを購入する場合は、すべて使い切るまで十分な期間が残っているものを選びましょう。
4.個別包装されている
コイン型電池は小さく、子どもが誤って口に入れる危険があります。
複数個入りを購入する場合は、電池が1個ずつ取り出しにくい形で包装された製品を選ぶと、保管中の事故防止につながります。
おすすめの選び方:「CR2032 3V」「Compatible with Apple AirTag」の両方が記載され、使用推奨期限に余裕のある製品を選びましょう。
苦味剤コーティング付き電池は使える?
苦味剤コーティングとは、子どもが電池を口に入れたときに強い苦味を感じさせ、誤飲を防ぐ目的で施される加工です。
Appleは、誤飲防止のため、苦味剤コーティングが施されたCR2032の使用を案内しています。
ただし、苦味剤コーティング付きのCR2032なら、どの商品でもAirTagに使えるわけではありません。
一部のコーティング電池はAirTagで通電しない
苦味剤がAirTagの電池接点に干渉すると、新品の電池でも正常に通電しない場合があります。
Appleも、一部の苦味剤コーティング付きCR2032について、AirTagなどの電池式製品では使用できない可能性があると案内しています。
コーティングなしを選べばよいわけではない
過去の記事では、「苦味剤コーティング付き電池は避けたほうがよい」と説明されることがあります。
しかし、Appleの現在の案内では、子どもの誤飲防止を考慮して、AirTag対応表示のある苦味剤コーティング付き電池を使用する方法が示されています。
重要なのは、コーティングの有無だけでなく、AirTagとの互換性がパッケージに明記されているかです。
電池表面を削るのは避ける
苦味剤コーティング付き電池でAirTagが動かない場合でも、電池表面を削ったり、薬剤でコーティングを落としたりするのは避けましょう。
電池の破損や液漏れ、安全機能の低下につながる可能性があります。
正常に通電しない場合は、加工せず、AirTag対応表示のある別のCR2032へ交換してください。
AirTagの電池寿命は1年以上が目安
Appleは、AirTagを標準的な使い方で1年以上使用できると案内しています。
ただし、必ず同じ期間使えるわけではありません。
電池の持続時間は、次の条件によって変わります。
- 「サウンドを再生」を使う頻度
- 「正確な場所を見つける」を使う頻度
- 周囲の温度
- 電池メーカーや製品の状態
- 電池の製造時期・保管期間
- AirTagの使用環境
「購入から1年たったら必ず交換する」というより、iPhoneに通知が届いた時点で交換するのが基本です。
旅行や出張前は早めに交換する
電池残量低下の警告が出ている状態で旅行や出張へ持ち出すと、移動中に電池が切れる可能性があります。
スーツケースなど大切な荷物に付ける場合は、出発直前まで交換を先延ばしにせず、警告が出た段階で新しい電池へ交換しましょう。
AirTagの電池残量を確認する方法
AirTagの電池残量は、iPhoneの「探す」アプリで確認できます。
ただし、現在の「探す」アプリでは、電池残量を「80%」「50%」などの数値で確認することはできません。
バッテリーが少なくなったときに、警告が表示される仕組みです。
「探す」アプリで確認する手順
- iPhoneで「探す」アプリを開く
- 画面下部の「持ち物を探す」を選ぶ
- 確認したいAirTagを選ぶ
- AirTagの名前の下に警告が出ていないか確認する
電池の交換時期が近づくと、AirTagの名前の下に「バッテリー残量低下」と表示されます。
iPhoneにも電池残量が少ないことを知らせる通知が届きます。
電池マークが表示されないのは故障ではない
古いiOSの解説記事では、「探す」アプリに電池アイコンが常時表示されると説明されている場合があります。
現在は、通常時の残量ゲージやパーセント表示はなく、残量が低下したときに警告が表示されます。
警告が表示されていないからといって、「探す」アプリの故障とは限りません。
AirTagの電池交換方法
AirTagの電池は、工具を使わずに交換できます。
作業前に、新しいCR2032電池を用意し、AirTagが濡れている場合は十分に乾かしてください。
交換手順
- AirTagの白い面を下にし、光沢のあるステンレススチール製カバーを上にする
- カバーを押し下げながら、反時計回りに回す
- カバーが回らなくなったら、カバーと古い電池を取り外す
- 新しいCR2032 3V電池を、プラス面を上にして入れる
- AirTagから通電を知らせる音が鳴ることを確認する
- カバーにある3つの爪を、AirTag本体の3つの溝へ合わせる
- カバーを押さえながら時計回りに回す
- カバーが回らなくなる位置まで閉める
新しい電池を入れたときに音が鳴れば、正常に通電した目安になります。
プラス面は上向き
CR2032には、プラス面とマイナス面があります。
AirTagへ入れるときは、型番や「+」が印刷されているプラス面を上にしてください。
向きを逆にすると通電せず、AirTagは起動しません。
通常は再設定・再ペアリング不要
電池を交換しただけであれば、通常はAirTagをApple Accountへ登録し直す必要はありません。
新しい電池が正常に通電すれば、これまでと同じAirTagとして「探す」アプリに表示されます。
電池交換だけを理由に、「持ち物を削除」やAirTagのリセットを行わないようにしましょう。
電池を交換してもAirTagが動かないときの対処法
新しい電池を入れても音が鳴らない場合は、次の項目を順番に確認します。
電池の向きを確認する
CR2032のプラス面が上になっているか確認してください。
逆向きに入れていた場合は、正しい向きに入れ直します。
型番を確認する
電池の表面とパッケージを確認し、CR2032 3Vであることを確かめます。
CR2025やCR2016など、似た型番では正常に接触しません。
AirTag対応表示を確認する
苦味剤コーティング付き電池の場合は、パッケージに「Compatible with Apple AirTag」と記載されているか確認します。
表示がなく、入れ直しても通電しない場合は、別のAirTag対応CR2032を試してください。
電池の使用推奨期限を確認する
長期間保管されていた電池や、使用推奨期限を過ぎた電池は、未使用でも十分な電圧が出ない可能性があります。
できるだけ新しい電池へ交換しましょう。
AirTag内部に水分や汚れがないか確認する
電池やAirTag内部が濡れていたり、電池接点に汚れが付着したりしていると、正常に通電しない場合があります。
水分がある場合は電池を外し、AirTagを十分に乾燥させてください。
金属工具で接点を強くこすったり、液体クリーナーを直接かけたりするのは避けましょう。
別の新品電池でも動かない場合
別の新品CR2032を試しても音が鳴らず、「探す」アプリにも表示されない場合は、AirTag本体に問題が起きている可能性があります。
Appleサポートへ症状を伝え、点検や対応方法を確認しましょう。
AirTagの電池はどこで買える?
CR2032は一般的な電池のため、さまざまな店舗で販売されています。
- 家電量販店
- ドラッグストア
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- コンビニエンスストア
- ネットショップ
ただし、店舗によって在庫や取扱メーカーが異なります。
急ぎでなければ、パッケージの互換性表示や使用推奨期限を比較できる家電量販店などで選ぶと安心です。
Apple Storeでなくても購入できる
AirTagの交換用電池は、Apple純正アクセサリではありません。
Apple StoreでAirTag専用電池を購入する必要はなく、市販の条件を満たしたCR2032を使用できます。
まとめ買いは使用期限を確認する
AirTagを複数個使っている場合は、CR2032をまとめ買いすると交換用を準備しやすくなります。
ただし、大量に購入して長期間保管すると、使う前に使用推奨期限へ近づく可能性があります。
使用台数と交換頻度に合った個数を選びましょう。
交換用電池の保管方法
未使用のCR2032は、購入時のパッケージに入れたまま保管するのが基本です。
- 子どもやペットの手が届かない場所へ保管する
- 電池をパッケージから出したまま置かない
- 硬貨や鍵などの金属と一緒に保管しない
- 高温・多湿・直射日光を避ける
- 新しい電池と使用済み電池を混ぜない
プラス極とマイナス極が金属へ接触すると、ショートや発熱につながる可能性があります。
使用済み電池の取り扱いに注意
取り外した電池は、テーブルや床に放置しないでください。
特に小さな子どもやペットがいる家庭では、交換作業中から交換後まで、電池を手の届かない場所で管理する必要があります。
使用済み電池の回収・廃棄方法は自治体や販売店によって異なるため、住んでいる地域のルールに従ってください。
AirTagの電池が完全に切れるとどうなる?
電池が完全に切れると、AirTagはBluetooth信号を発信できなくなります。
その結果、次の機能を利用できなくなります。
- 現在位置の更新
- 「探す」ネットワークによる検出
- サウンドの再生
- 「正確な場所を見つける」機能
- 近くのiPhoneとの通信
「探す」アプリには、最後に確認できた場所や時刻が残る場合がありますが、その後の位置は更新されません。
電池を交換すれば通常は再び使える
AirTagは、電池が切れただけでApple Accountとの登録情報が自動的に削除されるわけではありません。
新しい電池へ交換して正常に通電すれば、通常は再設定せずに利用を再開できます。
AirTagの電池に関するよくある質問
AirTagの電池は何ですか?
CR2032 3Vコイン型リチウム電池です。
初代AirTagと2026年発売のAirTag第2世代のどちらもCR2032を使用します。
AirTagの電池はどれを買えばいいですか?
「CR2032 3V」と「Compatible with Apple AirTag」の表示がある電池がおすすめです。
使用推奨期限にも余裕があることを確認してください。
AirTag専用の純正電池はありますか?
Apple専用の純正電池を使用する必要はありません。
条件を満たす市販のCR2032を使用できます。
AirTag第2世代も同じ電池ですか?
同じです。
AirTag第2世代も、ユーザーが交換できるCR2032コイン型電池を使用します。
AirTagの電池は何年持ちますか?
Appleの案内では1年以上が目安です。
サウンド再生の回数、使用環境、電池メーカーなどによって実際の期間は変わります。
電池残量をパーセントで確認できますか?
パーセントでは確認できません。
残量が少なくなると、iPhoneへの通知と「探す」アプリの「バッテリー残量低下」表示で確認できます。
電池残量のマークが表示されません
現在の「探す」アプリでは、通常時に電池残量ゲージが常時表示されるわけではありません。
残量が低下した場合に警告が表示されます。
苦味剤コーティング付き電池は使えますか?
使える製品もあります。
パッケージに「Compatible with Apple AirTag」と記載された製品を選んでください。
一部の苦味剤コーティング付きCR2032は、コーティングが接点に干渉して使えない場合があります。
苦味剤コーティングなしの電池のほうがよいですか?
コーティングなしが必ず最適とは限りません。
Appleは誤飲防止の観点から、AirTag対応表示のある苦味剤コーティング付き電池を案内しています。
CR2025でも代用できますか?
代用しないでください。
AirTagで指定されているのはCR2032 3Vです。
充電式CR2032は使えますか?
Appleが指定しているのは、充電式ではないCR2032 3Vコイン型リチウム電池です。
LIR2032などの充電池は電圧や電池の種類が異なるため使用しないでください。
電池交換に工具は必要ですか?
必要ありません。
ステンレススチール製カバーを押し下げながら回すことで開けられます。
電池を入れたときに音が鳴りません
プラス面が上になっているか、電池がCR2032か、AirTag対応表示があるかを確認してください。
別の新品電池でも音が鳴らない場合は、Appleサポートへ相談しましょう。
交換後にAirTagを再設定する必要はありますか?
通常は必要ありません。
新しい電池が通電すれば、これまでと同じAirTagとして利用できます。
電池を交換すると登録情報は消えますか?
通常の電池交換だけで、Apple Accountとの登録情報が消えることはありません。
「探す」アプリからAirTagを削除する操作は不要です。
電池切れになると位置を確認できませんか?
完全に電池が切れると位置情報を更新できません。
「探す」アプリには、最後に検出された場所が残る場合があります。
AirTag本体は何年使えますか?
AppleはAirTag本体の具体的な耐用年数を公表していません。
故障がなければ電池を交換しながら使えますが、耐水性能などは永続的に維持されるものではありません。
まとめ:AirTagには対応表示のあるCR2032を選ぼう
AirTagの交換用電池は、CR2032 3Vコイン型リチウム電池です。
- 初代AirTagとAirTag第2世代の両方がCR2032に対応
- 電池寿命は1年以上が目安
- AirTagは充電式ではない
- ユーザーが工具なしで交換できる
- 「Compatible with Apple AirTag」表示のある電池がおすすめ
- 苦味剤コーティング付きでもAirTag対応品なら使用可能
- 一部の苦味剤コーティング電池は接点に干渉する
- CR2025・CR2016・LIR2032は代用しない
- 「探す」アプリでは残量をパーセント表示できない
- 残量低下時はiPhoneと「探す」アプリに警告が出る
- 交換時はプラス面を上にする
- 新しい電池を入れたときに音が鳴れば通電の目安
- 通常は交換後の再設定やペアリングは不要
- 電池とカバーは子どもの手が届かない場所で扱う
迷った場合は、「CR2032 3V」と「Compatible with Apple AirTag」の両方がパッケージに記載された電池を選ぶのが確実です。
iPhoneに「バッテリー残量低下」と表示されたら、大切な荷物を探せなくなる前に早めに交換しましょう。